また見たので、探してみた。
何十回も見たので、そろそろ暗唱できるかもな。
興味ない人には『フーン』てなモンですけど。
ここ覗いてるようなマニアにはビッと来るかも。
何となく顔が浮かんで来ますね
顔を知らない御仁はビジュアルイメージで失礼
開高健~河は眠らない~ [DVD] (2007/03/21) 趣味 商品詳細を見る |
ココまでこれ読んで、『おや、自分の事かな?』
と、思った貴兄、最低でも五人は居ると思いますが。
あなたの事です。
目くそをかっぽじって、じっくり読むやうに。
森を歩いているとよくわかるんですけれども、
斧が入ったことがない、
人が入ったことがない森、
というのがそこらじゅうにいっぱいある。
それで土が露出していないで、
シダやらなんかに覆われていますが、
草とも苔ともつかないもので森の床全部が覆われている。
それから風倒木が倒れてたおれっぱなしになっている。
これが実は無駄なように見えて実に貴重な資源なのであって、
風倒木がたおれっぱなしになっていると、
そこに苔が生える、
微生物が繁殖する、
バクテリアが繁殖する、
土を豊かにする、
小虫がやってくる。
その小虫を捕まえるためにネズミやなんかがやってくる、
そのネズミを食べるためにまたワシやなんかの鳥もやってくる、
森にお湿りを与える、
乾かない。
そのことが河を豊かにする。
ともう全てがつながりあっている。
だからあの風倒木のことを、
森を看護しているんだ、
看護婦の役割をしているんだ。
というのでナースログ(nurse-log)というんですけれども、
自然に無駄なものは何もない、
というひとつの例なんです。
そうすると人間にとってナースログとは何でしょうか?
無駄なように見えるけれども実は大変に貴重なもの、
というものも人間にはたくさんあるんじゃないか?
それぞれの人にとってのナースログとは何か?
無駄をおそれてはいけないし、
無駄を軽蔑してはいけない。
何が無駄で何が無駄でないかはわからないんだ。
ここがひとつの目の付け所ですね、これは大事なことですよ。
無駄なことしてると思うことはないんであって、
いつかどこかでまた別のかたちで甦っているのかもしれないんだ。
DVD『河は眠らない』より
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- [2008/12/26 20:53]
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コメント
Nice to Drink!
ビデオテープが擦り切れるまで何度も見ました(笑)
いつ聞いても滋味あふれるお言葉ですね。
うまい・・・・最高!
>>cassioさん
予想通りの方から反応がw
次は西田哲学で行きますかw
絶対矛盾的自己同一!
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