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純度の高さ 

今は無きPRIDEのリングで行われた、ミルコVSヒョードルの試合。
92年の第一回UFCから続いてきた『総合』が、
何度目かの、そして過去最高の、ピークに達した瞬間では無いかと思う。

4点ポジションのヒザあり、立った相手が寝た相手の頭を踏みつけるのもOK。
許されていないのは眼球と金的への攻撃くらい、これに金的を許可すれば初期のUFC並みだ。

しかも公にはアナウンスされていないが、ステロイド等の筋力強化薬物の使用もOK。
誰とは言わないがPRIDEからUFCに移った選手達の、外見や結果を見ればバレバレだ。
だがそんな事はどうでもいい、ステロイドの使用そのものは何も悪くない。
元々怪我人の為の薬なのだから、うちの子もアトピーの軟膏にだって入ってるし。

だがその副作用で若くして死ぬ者が多いので、五輪等では禁止されていると言うだけ。
今勝てたら明日死んでもいいと本気で思うファイターが、死を覚悟で使うのなら。
誰が何を言う権利も無い、まあPRIDEが無くなったのもこの辺が原因の一つではないかと思うが。
本当の意味での何でも有りで、カネと勢いと裏社会で押し通し続けたPRIDE。
旧共産圏の『ユーザー』達の様に、薬やヤクザに人生を前借りし続けた結果、短命で力尽きてしまったのだろう。



さて上の動画は当時の煽り映像だが、これを見るとミルコの方に分があるように思える。
戦争で父を失い、友人達の死を目の当たりにし、必死の覚悟で鍛え続けたミルコ。
ソ連が崩壊し、ウクライナからロシアに帰化した等と言う事はあっても、
柔道とサンボのエリートで、常にエリート街道を走り続けてきたヒョードル。

だが勝負とは覚悟があるからといって、必ず勝てるものではないと思う。
覚悟はあくまで自分に対する心がけ以上のものではなく、
相手に対しての絶対的なアドバンテージではないのだ。
事あるごとに覚悟をアピールし続け、常に相手を威圧してきたミルコ。
常に柔和な笑みを絶やさず、リング以外では物静か(少なくとも表向きには)なヒョードル。

ひたすら黙々と練習し、リングの上でだけ爆発するヒョードル。
警察官と言う職業をもちながらファイターとしてリングに上がり、国会議員にまでなったミルコ。
終いには映画にまで出たそうで、一時は二足ならぬ三足のわらじだったそうな。

結局勝負を分けたのは、リングの上で戦う選手としての純度の差だったのではないだろうか。
ヒョードルが繰り出す左右のフックに完全に腰が引け、得意の左ハイは空しく空を蹴るだけ。
結果はヒョードルの圧勝、決死の覚悟は、積み重ね続けた純粋な実力の前では力を持てなかった。

やはり何か事を成し遂げたければ、あらゆる意味でその事を中心に集中しなければいけないのだな。
前にもちょっと触れたけど、勝ちたいと思う気持ちすら邪念、だと俺は思う。

さて、ジムに行ってこよっと。

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